夫の帰宅時間が遅くなる日が何日も続いたり、急な出張が入ったなどと言って家を空けるなど不自然な行動が多くなったら浮気を疑う必要があると言えるでしょう。
しかし、確信が掴めないうちはわざわざお金を払ってまで探偵に依頼するのは気が引けるという方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、浮気調査を依頼する前の事前調査として自分でもできる張り込みのコツを解説します。
1. 張り込みをするならまずは事前調査!車があるならGPSの装着を!
浮気調査として張り込みを行うことを決めたら、まずは事前調査をする必要があります。
情報量が少ない中でなんとなく思いつくところを張り込んでいても浮気現場にたどり着ける可能性は低いので非効率的です。
浮気現場の特定は張り込みには欠かせません。自宅に車があり、夫が仕事で使うと言って乗ることもあるなら、車にGPSを装着してその行き先を確認できるようにしましょう。
近年は、スマートフォンやパソコンでリアルタイムに現在位置を特定できるGPSを購入することができます。プロも使用する高精度のGPSが販売されているので調べてみましょう。
携帯電話の電波を利用するGPSは、電波が届きにくいところに行ってしまうと精度が下がってしまいますが、都心であれば正確に場所を特定できる可能性が高いです。
GPSの装着場所は車外でも車内でも可能です。車外の場合は熱による故障や落下、車内の場合は振動などでばれてしまうリスクがあります。推奨されている装着場所を参考にしたうえで決定しましょう。
車以外にも、財布の中に入っているレシートやクレジットカードの利用明細などから浮気現場を特定できることがあります。浮気調査において情報量の多さは武器になります。様々な方向から事前調査を行いましょう。
2. 浮気現場の下調べで死角となる場所を探す
浮気現場と思われる場所を特定できたら、早速張り込みを行うのではなくまずは下調べを行いましょう。浮気現場には暗い時間帯に現れるケースが多いですが、現場の状況がよくわからないうちに暗い時間に張り込みを行うのは危険です。
張り込みをしていることがばれてしまうと後でそれを追求されかねません。事前に明るい時間帯に訪れて張り込み場所として適切な位置を探しましょう。
仮に浮気現場がラブホテルである場合、その場所への出入りの瞬間は決定的な浮気の証拠となります。まずは出入口が確認できる場所であることを確認しましょう。
次に、その出入口付近から見て張り込みをする場所が死角となっているかどうかを確認します。
その際、夫の身長の高さを計算に入れます。自分の身長であれば死角になるが夫の身長だと丸見えだったなんてことも少なくありません。
長時間いても不審に思われない場所であることも重要です。住宅街の場合、不審者として報告されてしまうなどの事態になりかねません。
しかし、長時間居続けて不自然でない場所を見つけることは難しいです。ファミレスやカフェがちょうど張り込み場所として適していれば長時間の張り込みもしやすいと言えますがそのような場所がないのであれば、張り込み可能な場所を複数用意しておくと安心です。
3. 隠しカメラを用意しよう
浮気の証拠を映像として残したいのであれば、専用のカメラを用意しましょう。スマートフォンにカメラ機能が付いているのでそれで充分だと考える人もいますが、音が目立つ上に、スマートフォンを何度も同じ場所で構えていると不審者と思われてしまう可能性も高いです。
長丁場となる浮気調査においては現場に自然に溶け込むことが重要です。自然を装いながら写真や動画を残せるカメラは必須と言えるでしょう。
浮気調査に使えるカメラも、様々なタイプのものが販売されています。中でも張り込みの場合はバッグ型の隠しカメラを使うことも考えられます。
バッグ型の隠しカメラはバッグの側面にレンズが付いています。周りから見ればバッグを持っているだけなので自然に浮気の証拠を撮影することが可能です。
隠しカメラには他にも腕時計型や、ボールペン型、メガネのフレームにカメラが付いたタイプなどがあります。
写真撮影をするときのポイントは、不倫の事実が証明できる写真を撮ることとです。具体的には、ホテルに入る時と出る時に不倫相手と一緒のところを写真に収められればベストです。
入る時か出る時の一方だけでも良いのですが、ホテルに入って少し喋っていただけと言い訳をされることは少なくありません。入る時と出る時の写真があれば雰囲気の違いでそういう言い訳を防ぐことができる場合もあります。
4. 探偵に依頼するメリットとは?費用はどれくらい?
GPSや隠しカメラなどの張り込みに必要な道具を個人が購入できる現代においても、探偵に依頼するメリットはあります。
浮気の証拠を押さえることができたら離婚も視野に入れているという方はより精度の高い写真や映像を残す必要があります。
個人で行うとどうしても調査できる時間が限定されてしまいますが、探偵に依頼すればより長時間の調査が可能になります。
また、浮気相手に慰謝料請求をするときは浮気相手の個人情報入手が必要です。浮気相手を尾行するのはご主人を尾行するよりも困難です。浮気相手の個人情報を入手する必要があれば探偵に依頼する方が確実だと言えるでしょう。
探偵の費用は、依頼する事務所によって異なりますが1時間当たり15,000~20,000円程度のところが多いです。調査期間が長くなればそれだけ料金も高くなりますが、20万円程度のお得なパックプランを用意している事務所もあるので複数の事務所に事前に問い合わせてみましょう。安さだけでなく、実績面も考慮して依頼先を決定するようにしてください。
5. まとめ
個人的に張り込みをする場合は、安全第一で行うことを忘れないでください。証拠を押さえようと必死になってご主人にばれてしまっては元も子もありません。
証拠を押さえる前に見つかってしまうとこちら側が浮気調査のために尾行や張り込みをしていたという事実を問い詰められてしまうかもしれません。
自力での調査が難しいということが分かったら、無理せず探偵に依頼しましょう。