探偵に依頼したのに「思っていた結果と違う」と感じる最大の原因は、調査の成否そのものではなく成功の定義(ゴール)が揃っていないことです。
このページでは、契約前に期待値のズレを防ぎ、見積もりと契約書に落とし込むための確認ポイントをまとめます。
「期待値のズレ」が起きる典型パターン
- 依頼者は「不貞の証拠写真」を期待しているが、探偵は「行動確認の事実整理」を想定している
- 依頼者は「調査したら必ず会う日が見つかる」と思っているが、相手の動きが不規則で待機が増える
- 依頼者は「追加料金は出ない」と思っているが、当日の予定変更や延長で費用が動く
ズレをゼロにするコツは、何が分かれば成功かを言葉にして、成果物と調査範囲として合意することです。
成功の定義は「目的」「証拠の強さ」「期限」の3点セット
1) 目的を明確にする
目的が違うと、必要な証拠レベルも調査設計も変わります。例として次のように整理します。
- 事実を知って気持ちの整理をしたい(行動把握が中心)
- 話し合いで優位に進めたい(一定の証拠が必要)
- 慰謝料請求や離婚を見据える(証拠の強さが重要)
法的な判断が絡む場合は、探偵だけで決めずに弁護士にも相談すると安全です。
2) 「強い証拠」のイメージを揃える
成果物として何を受け取りたいかを、できるだけ具体化します。
- 日時が分かる
- 場所が分かる(建物や目印が写る)
- 対象者が誰か分かる(顔や特徴が確認できる)
- 行動の流れが追える(入退室や接触の場面が時系列で並ぶ)
「報告書はある」と聞いて安心するのではなく、どの程度の記録が揃う報告書かを確認しておくのがポイントです。
3) 期限と優先順位を決める
「いつまでに」「何を優先するか」で、必要日数や人員が変わります。
- 期限がある(調停前、話し合い前、転居前など)
- 費用上限がある(上限を超える延長はしない)
- 短期集中か、機会待ちか
見積もりに落とすための確認ポイント
成功の定義が決まったら、次を見積もりに紐づけて確認します。
- 調査日数と想定時間帯(深夜や早朝の対応可否)
- 調査員の人数と体制(車両の有無、交代制など)
- 待機や延長の扱い(当日変更を含む)
- 追加料金が発生する条件と上限
- 連絡の頻度と手段(途中報告のルール)
費用面の全体像は、浮気調査の費用相場もあわせて確認しておくと判断しやすくなります。
契約前チェックリスト
- 今回のゴールは「行動把握」か「不貞の立証」か
- 成果物は何か(報告書の形式、写真、時系列の記録)
- 調査が成立しないケース(対象者が動かない等)の説明があるか
- キャンセルや延期の扱いは明確か
- 追加料金の条件と上限が書面で確認できるか
- 連絡ルールが具体的か
- 違法行為になり得る依頼は受けない方針か
- 探偵業の届出が確認できるか
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「成功の定義」を先に揃えるだけで、同じ予算でも成果の納得感が大きく変わります。契約前に一度、ここまでの項目を紙に書き出してから相談するとスムーズです。