不倫の疑いがあるとき、話し合いを進めるにしても、慰謝料請求や離婚を検討するにしても、重要になるのが「証拠」です。証拠がないまま問い詰めると、否認されたり、状況が不利になったりすることもあります。ここでは、考え方と注意点を整理します。
証拠が必要になる理由
- 相手が不倫を認めない、または後から発言を翻す可能性がある
- 話し合い・調停・裁判などで、事実関係を示す資料が求められる
- こちらの主張を通しやすくなり、解決までの時間が短くなることがある
証拠として検討されるものの例
自分で残せる可能性があるもの
- メッセージのやり取り(LINE、メールなど)
- 手紙、日記、メモ
- 音声データ
- SNSやブログの投稿
注意:取得方法によってはプライバシー侵害や違法となる可能性があります。無理に集めようとせず、取得の経緯を説明できる範囲で整理することが大切です。
専門家の調査で得られることが多いもの
- 行動が分かる写真
- 調査報告書
証拠の信頼性を高める考え方
- ひとつだけに頼らず、複数の資料をそろえる
- 日時・場所・状況が分かる形で時系列に整理する
- 加工や改ざんを疑われにくい形・取得経緯が説明できる形を意識する
不倫を認める書面を残す重要性
証拠がそろっている場合でも、後から「言った/言わない」にならないよう、書面で残すことが役立つ場面があります。
書面に入れたい項目の例
- いつ頃から関係が始まったのか
- 不倫の日時や回数(分かる範囲で)
- 相手の氏名
- 子どもの有無(該当する場合)
誓約書も検討する
再発防止のために、今後の接触をしないことなどを記した誓約書を求めるケースもあります。
注意:裏付けが十分でない段階で問い詰めると、相手が警戒して行動を変え、追加の確認が難しくなることがあります。状況整理が不安なときは、専門家に相談してから動く方が安全です。
証拠集めで避けたい行為
- 盗聴・盗撮
- 住居侵入や器物損壊
- データや物の窃盗
違法な手段で集めたものは、トラブルを招くだけでなく、後の手続きで不利になる可能性もあります。
まとめ
証拠は、解決を前に進めるための土台になります。無理に集めようとせず、まずは事実を整理し、必要に応じて専門家の力を借りることも検討しましょう。